【年上年下】


「ねぇ」
「何?」
「なんでもない…」
「…」

言いかけたけどやめた。
答えきくのこわかったから。
ホントにあたしなんかが彼女でいいのかたまに不安になってくる。

「ねぇ?」
「何?」
「僕、年下でたよりないかもしれないけど、あなたのこと好きだから安心して?」

この子は何でもお見とおしだ。
一緒に笑ったり哀しいときはずっとついていてくれたり。
この子なしじゃもうあたし、生きらんないや。

「年下でごめんね」

そう言って抱きしめてきた。
あたしも腕をまわすと…あったかい。
それに体もしっかりしていてもう『男の人』だね。

「僕のこと頼ってね」
「うん。年上でごめんね」